「ガリガリガリクソンさん事情聴取」報道における「さん付け」の違和感

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吉本芸人のガリガリガリクソン(31)が、大阪府内で飲酒運転をしたとして、大阪府警の事情聴取を受け、容疑が固まり次第、逮捕される見込みであると報じられています。(※5/12午後に逮捕されました)

朝日新聞の報道内容

ガリガリガリクソンさん、酒気帯び運転容疑で逮捕へ
2017年5月12日13時42分

お笑い芸人のガリガリガリクソンさん(31)が酒を飲んで車を運転した疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は12日午後、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕する方針。

捜査関係者によると、12日午前、大阪市内の路上で、「パンクしている車が路上駐車している」と通報があった。警察官がかけつけたところ、車内で寝ていたという。「友人たちと酒を飲んだが、運転したかどうかは覚えていない」と説明しているという。呼気からは基準値を超えるアルコール分が検出され、府警は防犯カメラの映像などから、飲酒後に運転していたとみている。

出典:朝日新聞http://digital.asahi.com/articles/ASK5D44QYK5DPTIL00G.html

毎日放送の報道内容

お笑い芸人のガリガリガリクソンさんが酒を飲んで車を運転した疑いで事情聴取されていることが、捜査関係者への取材でわかりました。

ガリガリガリクソンさんは、12日午前、大阪市中央区の路上で酒を飲んで車を運転した疑いがもたれています。

「右の前輪がバーストしてて、右の後輪も空気がぺっちゃんこで。事故してる感じ。(車の)中で爆睡しているようで、全く起きません」(目撃者)

けが人がでるような事故を起こしたわけでないということですが、警察は詳しい状況を調べていて、容疑が固まり次第、酒気帯び運転の疑いで逮捕する方針です。

出典:毎日放送

http://www.mbs.jp/news/kansai/20170512/00000047.shtml

日刊スポーツの報道内容

宮根誠司、ガリクソンの飲酒運転報道に「バカ」
日刊スポーツ5月12日(金)15時59分
フリーアナウンサーの宮根誠司(54)が、お笑い芸人のガリガリガリクソン(31)が飲酒運転の疑いで事情聴取を受けているとの報道に「もったいないというか、バカ」と嘆いた。
大阪府警が12日、お笑い芸人のガリガリガリクソンが大阪市内で飲酒運転をした疑いがあるとして事情聴取していることが、捜査関係者への取材で分かった。
読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」でも速報で伝え、宮根アナは「お笑い芸人でこれからどんどん行こうという芸人さんが……。お酒を飲まなくても車っていうのは凶器になる。それでお酒を飲むっていうのはどういう状況であるか十分わかっているのに、もう、もったいないというか、バカだなぁ」と残念な表情を浮かべた。
またコメンテーターのガダルカナル・タカも「飲酒運転っていうのは言い訳のしようのない厳しい状況になっちゃうんで、頑張っていただけに…」とコメントした。

出典:日刊スポーツhttps://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0512/nsp_170512_1266356047.html

 
 
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芸能人報道は敬称略が一般的

今回の事件に関して言いますと、飲酒運転をしたという愚かな行為に同情の余地は全くありません。さっさと逮捕され、厳正なる法の裁きを受ければ良いと思います。

それと同時に、私が気になった点があります。それは、メディアが「ガリガリガリクソンさん」という具合に「さん付け」報道をしている点です。インターネット上のニュースをざっと調べたにすぎませんが、朝日新聞と毎日放送が「さん付け」、日刊スポーツは敬称略で報じています。

「さん付け」でいいのではないかという意見もあると思います。ただ、報道においては、芸能人やスポーツ選手のニュースを報じるときに敬称を略すのが一般的です。

例えば、先日恐喝未遂の容疑で逮捕されたタレントの坂口杏里。このニュースでは大半のメディアが坂口杏里本人の敬称を略して報じています。一方、タレントであっても敬称を略すのは、あくまで現役の場合であり、故人に対しては敬称を付けるのが普通です。坂口杏里のお母さんである女優の坂口良子さんという具合に、故人には敬称を付けるのが一般的です。また、ご存命の人物の場合、引退後には敬称を付ける場合もあります。

但し、いわゆる巨匠や歴史上の人物等については呼び捨てにするのが普通です。例えば、チャップリンさんとか、ベートーベンさんとか、滝廉太郎さんとか、オードリー・ヘプバーンさんとかってあまり言いませんよね。トーマス・エジソンさんとか、織田信長さんとか、伊藤博文さんとか、聖徳太子さんなどと敬称を付けた呼び方は、あまりしませんよね。

また、スポーツ選手も同様です。例えば、スポーツニュースや新聞でプロ野球選手の活躍を報じる際には、「勝ち投手は上原」「鵜久森が代打満塁サヨナラホームラン」といった具合に敬称を略すのが普通ですし、試合の場内アナウンスでも、「ピッチャー、上原」といった具合に呼び捨てにするのが常識です。サッカーでも同じですね。例えば「森脇と小笠原が激しく口論」といった具合に敬称を付けずに報じられます。オリンピック報道でも同じです。但し、高校野球の「~君」というように、選手名を呼び捨てにしない例も一部にあります。

今回のガリガリガリクソンの事件の例で言いますと、日刊スポーツはガリガリガリクソンと敬称略で報じていますし、宮根誠司アナについても宮根誠司と敬称を略しています。これは、宮根誠司が憎いからではなく、宮根誠司がマルチタレントだからです。

ガリガリガリクソン報道に敬称をつける違和感

こういった点から言いますと、今回の「ガリガリガリクソンさん」という報じ方には、違和感を覚えます。これは、逮捕前の事情聴取段階であり、まだ容疑者ではない段階だから「さん付け」しているという話ではなく、芸能人やスポーツ選手を報じる際の通常の敬称の使い方と異なることから生じる違和感です。

そういえば、きゃりーぱみゅぱみゅに関しても、「きゃりーぱみゅぱみゅさん」と報じる例が見受けられるようですが、これもなぜなんだろうと感じます。

もちろん、これらはあくまで報道の際の話であって、ファンや記者が本人に直接会う際に敬称を略して呼んでいいという話ではありません。

今回のガリガリガリクソンに関しては「さん付け」にして報じているメディアも、他の芸人やスポーツ選手を報じる際には敬称略で報じているようであれば、その判断基準が何なのかと、ちょっと不可思議な気がします。

追記:逮捕されガリガリガリクソン容疑者となりました

ガリガリガリクソンは、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑が固まったとして、大阪府警に逮捕されました。これにより、ガリガリガリクソン容疑者(本名・坂本祐介)となりました。厳しくお灸を据えるべきだと思います。
 
 
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