南海本線の不通区間(樽井駅~尾崎駅)が単線方式で運行再開の見込み

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南海電鉄は2017年10月28日、台風21号の豪雨災害に伴う男里川(おのさとがわ)橋梁の損傷により不通となっている南海本線の樽井駅~尾崎駅の運転再開見込みについて公式見解を発表しました。

橋脚の陥没により、大きく歪んだ橋桁(10/27撮影)

 

線路も大きく歪んでいます。脱線転覆に至らなかったのは奇跡的(10/27撮影)

 

南海電鉄が10月28日に発表したリリースの本文

平成29年10月28日
南海電気鉄道株式会社

南海本線・樽井駅~尾崎駅間の運転再開の見込みについて

 

平成29年10月22日(日)、南海本線・樽井駅~尾崎駅間の男里川橋梁(所在地:大阪府泉南市男里と阪南市尾崎町の境目)の下り線に異状が認められたため、同区間において列車の運転を見合わせており、皆さまには大変なご不便、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

現段階での運転再開見込みにつきまして、ご案内いたします。

1. 単線運転による運行
上り線の橋梁についての健全度調査などを実施し、安全性が確保されていると判断できることから、上り線を使用した単線運転による運転再開を目指しております。
今後、台風22号の影響などを見極めながら、試運転などを実施し、できるだけ早期に運転を再開する予定です。運転再開が決まりましたら、改めてお知らせします。

【単線運転による運転再開方法(予定)】
※和歌山市駅発難波駅行および難波駅発和歌山市駅行の普通列車(一部、朝・夕方以降に区間急行)を、概ね30分間隔で運行します。
※他社線への振替輸送等は継続して実施予定です。

 

2. 上下線による運転再開の見込み
現在、下り線の橋梁の仮復旧に向けた準備工事に着手しており、仮復旧には、約1か月程度を要する見込みです。

3. 下り線の線路故障の原因
台風21号に伴う急速な増水による橋脚部の洗掘と想定されます。

<参考>運転見合わせ区間
(1)樽井駅~尾崎駅間
難波駅~樽井駅間、尾崎駅~和歌山市駅間で、列車の折り返し運転を実施しています。
※樽井駅~箱作駅間で、バス代行輸送を実施しています。

(2)高野線(高野下駅~極楽橋駅)
上古沢駅構内の線路故障の原因については現在調査中で、同区間で運転を見合わせており、運転再開時期は未定です。

以 上

 

出典:南海電鉄ウェブサイト

リリース文(クリックすると拡大します)

 

今回のリリースによりますと、まずは上り線(海側)を使った単線方式による運行再開に漕ぎつけることを目指しているとのことです。これにより、不通区間をまたぐ鉄道代行バスへの乗り換えの手間を省くことにつながります。単線方式による運行再開の時期について、リリース文では詳しく明言はされていませんが、週明け(10月末)をめどにするとの情報もあります。

また、大きく損傷している下り線(山側)の橋梁については、1か月程度をめどに仮復旧させる方針が明示されており、複線方式による運行はもうしばらく時間を要しそうです。

なお、このリリースにおいては、南海本線の橋梁損傷事故に関するものだけでなく、不通となっている南海高野線の高野下駅~極楽橋駅の復旧見通しについても言及されています。

上古沢駅構内の線路故障の原因については現在調査中で、同区間で運転を見合わせており、運転再開時期は未定です。

調査中ということで、今のところ故障原因や運転再開の目途などの詳細は明らかにされていません。

 

樽井駅の鉄道代行バスに長蛇の列(10/27撮影)

 

現在、樽井駅~箱作駅に鉄道代行バスが運行されていますが、通勤通学ラッシュの時間帯や帰宅ラッシュの時間帯等には、代行バスが発着する駅前ロータリーを先頭に、駅改札口正面の角を曲がるぐらいにまで、約百メートルに及ぶ長蛇の列ができる状態となっており、利用者にとって大きな負担となっています。単線での仮運行とはいえ、代行バスへの乗り換えの手間が解消できるのは、大きな改善と言えるでしょう。

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