台風21号の大雨で浸水被害を受けたJR阪和線浅香駅の復旧対応

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2017年10月22日夜から23日未明にかけて、超大型の台風21号の影響による大雨で、奈良県内や大阪府内を流れる一級河川の大和川が増水し、一部地域で浸水被害が発生しました。

JR阪和線浅香駅では改札階が浸水し自動改札機等が故障

大阪府堺市では、JR阪和線の浅香駅やその周辺で床上・床下浸水が発生。大和川水系の支流である西除川が増水し、大和川との合流地点近くでの水位上昇によって付近の水路等の水が行き場を失い溢れた(溢水)のが原因とみられます。西除川の左岸にある堤防脇のマンションでは、地下駐車場や1階部分が浸水したのをはじめ、周辺の住居や商店などで床上浸水の被害が発生しました。

浅香駅では、付近の道路よりも低い位置に切符売り場や駅事務室、自動改札機等やエレベーター等の設備があり、これらが軒並み1メートルほど水に浸かる被害を受けました。特に自動改札機はほぼ水没状態となり、自動券売機も故障。23日早朝より鋭意復旧作業がおこなわれました。3台ある自動改札機は交換が必要となったため、新しい改札機が運び込まれ、浸水被害を受けた改札機の取り外しと、新しい改札機の設置作業がおこなわれました。自動改札機は、ICOCAをはじめとするIC乗車券への対応など高機能化の一途をたどっており、今回の浸水により改札機だけでも数千万円の被害額になるのは確実だと思いますし、自動券売機やエレベーターなどの被害も合わせると1億円を超える被害になるのではないかと思います(私個人の勝手な推測です)。

下記の動画は、復旧作業の一部を撮影させていただいたものです。自動改札機や券売機の故障以外にもエレベーターが浸水したほか、改札階に設置されているトイレも浸水しており、水に浸かったトイレットペーパーも大量処分せざるを得ない状況となっていました。

 

※動画の冒頭に列車接近時の自動案内放送が聞こえます。運転を見合わせている時間帯にも時々案内が鳴っておりました。おそらく機器の点検に伴い作動したものだろうと思います。

JR阪和線は23日午後3時台まで運転を見合わせる措置

浅香駅の被害のほかにも、JR阪和線は全線にわたって被害状況の確認把握や安全点検をおこなった関係で、23日は初発から午後3時すぎまで運転を見合わせることとなりました。JR西日本の職員や工事関係者など多くの関係者の尽力の結果、阪和線は午後3時台から慎重に運転を再開し、浅香駅には午後4時ごろに運行再開後の最初の電車が通りました。運行再開時点では改札機や券売機が使用できない状況につき、浅香駅から乗車する人には乗車証明書が配布され、降車駅で精算する措置が執られました。私も浅香駅から天王寺行き普通電車に乗車し、降車駅で運賃を精算していただきました。

下記の動画は、安全上の観点から、大和川に架かる大和川橋梁を徐行運転とする措置を執ったことにより、杉本町~浅香の間をゆっくりと走る列車の映像です。

阪和線の運行再開後に大和川橋梁を通過した一番電車は下りの関空・紀州路快速

阪和線の運行再開後に大和川橋梁を通過した上り一番電車は回送列車

阪和線の運行再開後に大和川橋梁を通過する下り特急はるか

 

復旧作業や乗客対応にあたられた関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

 

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