[文字起こし]立憲民主党の尾辻かな子候補、介護や医療に関する切なる訴え

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このところ、衆院選に関する記事を何本か掲載する一方、仕事の忙しさにかまけて一般の記事投稿をさぼってしまっている当ブログ。ZAKKI LOGというブログ名が表す通り、テーマを絞らずにオールジャンルで雑記していくブログなのですが、書いている管理人ですら何だかよく分からないブログだなと思っております。

そして今回、ある特定の候補者に関する文字起こしを投稿します。政治に関心の薄い人、あるいはイデオロギー的に異なる意見をお持ちの方にとっては、違和感をお持ちになるかもしれませんが、ご容赦ください。その候補者は、大阪2区から立候補している立憲民主党公認の尾辻かな子候補です。実は、立憲民主党については、大阪の京橋駅前で行われた街頭演説のビデオをYouTubeで拝見し、枝野氏による力のこもった演説に感銘を受けておりましたが、尾辻候補に関しては、私は最近までほぼノーマークでした。

出典:尾辻候補ツイッター

尾辻候補は、2003~2007年に大阪府議を務めたほか、2013年には繰り上げ当選により、短期間ながらも参議院議員として国政に携わった経歴を持ちます。また、政治以外にも、社会福祉士および介護福祉士として、介護や医療の現場を取り巻く様々な問題を知る立場から、現場の声を国政に届けたいという強い思いを訴えています。

下記の文章は、2017年10月18日に、大阪市の東住吉区民ホールで開かれた個人演説会において、介護や医療等について語った部分に絞って書き起こしたものです。本来ならば、尾辻候補の演説の全文を書き起こしたいほどに力のこもった演説だったのですが、あいにく当方にすべて書き起こす余力がないため、一部のみの書き起こしとなります。

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書き起こし

私がなぜ5年間、こんなに政治にしがみついてきたのか。もちろん維新政治を終わらせるということもありますし、私自身は2012年に政治の現場に戻るまでに介護業界で仕事をしていました。

本当に切ない話がいっぱいあるんです。

介護の現場に行く、初めて職場に行ったら、利用者さんはこう言われるんです。「あんたはすぐに辞めへんよね。ずっと私らのそばにいてくれるよね」と、こういうふうに言われるんです。せっかく仲良くなって、信頼している介護職員がどんどん辞めていく。「辛くて辛くて仕方がない」と。ですから、実は介護職員が辞めるとき、利用者さんは泣かれるんです。「私ら置いていくんか」。そうやって泣かれるんです。これが日本の介護の現状なんです。誰がこんな介護保険の制度にしたんでしょうか。最後に歳を重ねて、ここで安心して暮らせると思った人たちに、こんな不安を与えている現場があるんです。

そして介護職員の仲間は何と言うか。「こんな賃金が安い、尊敬されない仕事を選んだ自分が悪いんだ」。こうやって自分の選択を責める。本当は人を支える大切な仕事です。人の生活を支える大切な仕事が、こんなに蔑ろ(ないがしろ)にされている。私は、これは政治の課題だ、この、みんなが(声を)上げられない、現場の人たちは忙しいですから、政治に興味を持つこともできません。なかなか、こうして、こういう集会にも来ることができません。本当に必要なのは、こういう集会にもなかなか来れない、介護をしていてなかなか出て来れない、子育てをして出て来れない、いろんな理由で大変な思いをしている、そういう声こそ、政治はしっかりと聞かなければいけないし、届けなければいけない。だからこそ私はこの5年間頑張ってきたんです。

いま置き去りにされている声はたくさんあります。私が衝撃を受けたもう一つは、実は相模原の事件なんです。相模原で、役に立たないものは殺していいと、そんな乱暴なことを言う人が、いきなりたくさんの障害を持った人たちの命を奪いました。皆さん、あのとき安倍さんがどうしはったか、覚えてはりますか? 

ああいう事件が起こったら、本当は総理はいち早く現場に行って、「この社会に無駄な命は一つもない」、そして「殺していい命も一つもない」「こんな間違った考えは許されない」と、この国のリーダーとして言わなければいけない。なのに、安倍総理は実は、あの相模原の施設に足を運んでないんです。献花もしてないんです。この日本で最大の、最大のあの事件に、うちの総理は、国のリーダーは足を運ばなかったんです。私はこれ、怒りで震えました。どういうことなんだと。いまこそ、いまこそ言わなければいけないのは、「無駄な命はない」ということ、「殺していい命はない」ということ。なぜ政治がそれを言わないんだ、そんなことを言わないから、この国はこんなに分断されているんじゃないですか。

だから私は声を上げたんです。もう黙ってられへん。この声を私は国会で、国会で安倍総理にぶつけたい。「あなたはなぜ、相模原に行かなかったんだ」、そう言いたい。それをどうか私にさせてほしいと思うんです。

命をめぐる問題は、例えばこの大阪でもそうです。先程、山崎会長(連合大阪会長)が住吉市民病院の話をされました。私はその近くの病院、西成の病院で医療ソーシャルワーカーをしています。ですから事情がよく分かるんです。

皆さん、あの病院は、小児科と産婦人科の病院なんです。民間の病院は産婦人科や小児科には絶対手を挙げません。それはなぜか。採算性が取れないんです。民間病院はどうしても採算性を取らなあきませんから、内科とか外科とか整形外科とか、点数の取れる、儲かることをやるんですね。小児科はなかなか数が読めないし、でもベッドはちゃんと空けとかないかん。産婦人科もそうです。コンスタントには来ないけど、ちゃんと空けとかなければいけない。だから、これは民間病院がやったら赤字になる、だから公立病院が皆さんの税金を使って、やってるんです。

これを維新の皆さんは、採算性が悪いから潰そうとした。採算性が悪いのは当たり前じゃないですか。産婦人科と小児科なんですから。それを潰してしまったら、誰がそこでお産をするんですか。誰が怪我した子供たちを見るんですか。私の病院は残念ながら小児科はありません。ですから、例えば脳外科がありますから、子供が小学校で、例えば遊具から落ちて頭を打った、診てくださいと言われても、「ごめんなさい、うちは見れません。小児科の先生がいないんで、小児科に行ってください。例えば都島のほうの救急のほうに行ってください」と、そういうことなんです。病院がなくなるというのは、そこで住んでいる人たちの命を蔑ろにすることなんです。こんな採算性採算性という言葉で、市民の命を蔑ろにするような、私は、この大阪の維新政治は絶対止めたい!

もっとあります。例えば私たち、いま枝野幸男代表と言っているのは、保育士さんたちの給料を上げていきましょうという話をしています。でもどうでしょう、大阪でやったこと。保育士さんたちの給料を切り下げたのは、維新の皆さんじゃないですか。

まだあります。例えばこの東住吉もそうですけど、住民票を取りに来ようとしたら、住民票の窓口に座ってるのは派遣の皆さんです。いま非正規雇用が4割を超えたんです。非正規雇用がどんどん増えている、だから格差が拡がっている。いま枝野代表も私たち立憲民主党も、これを止めようとしているんです。なのに、足下では非正規雇用をこれだけ増やしている。だからこそ、この国政から、いまの私たちの市民の暮らしをどんどんと切り下げていく維新政治を、この国政から、この選挙から、皆さん、一緒に変えていきましょう。

枝野幸男代表が大阪に来たときにこう言いました。「立憲民主党は、枝野幸男が立ち上げた政党ではないんだ」と。「この政治状況の中で、『枝野立て!』と背中を押してくれた、一人一人の皆さんが創った政党だ」と、こういうふうに言いました。そうなんです。私たちはトップダウンの政党ではありません。皆さんと一緒に、皆さんの力があって、初めて立憲民主党になるんです。

皆さん、どうか一緒に立憲民主党に参加をして、行動してください。皆さんの参加と行動があれば、日本の政治は変わるし、立憲民主党がこの大阪で勝つということは、わたくし尾辻かな子が勝つということは、維新の人が一人落ちるということでもあるんです。

あと5日間あります。あと5日間。どうか皆さん、今回は「尾辻かな子やで」、そして「今回は立憲民主党」「比例は立憲民主やで」、そういう声を大きく大きく拡げてください。「この選挙から維新政治は終わった、安倍一強政治は終わった、そして新しい民主主義が皆さんと一緒に始まった」、そう言われるような選挙にしていきたいと思います。どうか皆さん最後まで、わたくし尾辻かな子にお力をお貸しください。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。

 

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[文字起こし]枝野幸男・立憲民主党代表の大阪京橋での街頭演説(2017/10/7)

[文字起こし]枝野幸男・立憲民主党代表の東京新橋での街頭演説(2017/10/8)

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