レゴランドの飲食物持込禁止について「ふるまい!宮崎」を連想した

スポンサーリンク


4月1日に名古屋にオープンしたレゴブロックのテーマパーク「レゴランド」。園内で販売されている食事が高額、あるいは飲食物の持ち込みが禁止されているといった点に、批判が巻き起こっている状況です。

食事の価格設定や飲食物持ち込み禁止についての個人的見解

私自身は、テーマパークが園内の飲食物を高額に設定するのは、あくまで園側の経営戦略ですから、致し方ないと思っています。例えば、ホテル内に設置されている自動販売機に、通常よりもかなり割高なプライスが付けられていることも珍しくありません。ホテルに限らず、ボウリング場などの遊興施設でも、通常よりも割高なプライス設定は珍しくありません。

 

スポンサーリンク

一方、ホテル併設のレストランやバーにおいては、明確に断り書きがない場合であっても、店内に外部から飲食物を持ち込むことは歓迎されないものです。但し、ホテルの客室内に外部で調達した飲食物を持ち込むことは何らお咎めがないのが普通です。ようは、事前にお弁当などの飲食物を準備してきている、あるいは施設外に出かけて安い飲食物を買ってくるといった手間を掛ける人に対しては、その自由を制限していないわけです。

ホテルの事例をレゴランドに強引に置き換えて考えてみる

では、レゴランドの場合はどうでしょうか。「ホテル併設のレストランやバー」を「レゴランド内に設置されている飲食店」と、半ば強引に置き換えてみます。すると、この点については、納得できる人が多いのではないでしょうか。レゴランド内に設置されている飲食店に外部から飲食物を持ち込むのは、あまりよろしくないのではないかと、多くの人々が考えるのではないでしょうか。

他方、「ホテルの客室内に外部で調達した飲食物を持ち込むことは何らお咎めがない」という部分を、これまたレゴランドに半ば強引に当てはめてみます。すると、この点については、レゴランドではお咎めがあるわけです。つまり、ホテル業界においては、ビジネスホテルや高級ホテルを問わず、何ら束縛されることのない(とは言ってもバーベキューセットなんかの部屋への持ち込みはNGですよ、もちろん)飲食物の持ち込みを、テーマパークでは制限している形になります。

もちろん、ホテルとテーマパークを比べるのはコジツケだという意見も飛んできそうです。しかしながら飲食物、とりわけ水分の摂取は、人間にとって最低限必要なものです。これを、園側の経営戦略上の都合であったとしても、持ち込みを禁止してしまうことには多少なりとも違和感を覚えます。百歩譲って、どうしても持ち込みを禁止したいのであれば、どれだけ多くの来場者が押し寄せたとしても、飲料をすぐに買えるような体制を敷くべきです。特にこれからは夏です。夏と言えば熱中症の危険と隣り合わせです。それができないのであれば、せめて飲料だけでも外部からの持ち込みを解禁すべきだと私は思います。

 

スポンサーリンク

 

私はどうしても、あの「事件」を連想してしまいます

来場者による飲食物の持ち込みを禁止したイベントで、とんでもない事件が起きた事例があります。2016年7月17日に宮崎県で開かれた「ふるまい!宮崎」という食のイベントにおいて、熱中症に罹る人々が続出しました(熱中症患者数は48人との報道があります)。このイベントは、完全に屋外だったことに加え、前評判の高さから多くの来場者が押し寄せ、入場前から長蛇の列、しかも飲食物の持ち込みが禁止されており、入場してからも食事や飲料に満足にありつけない人々が続出した点が問題となりました。実際、このイベントの実行委員会の声明によると、「未就学児がいる家族の場合は1人につき1本までOK」「フリードリンクコーナーの設置」「ペットボトル1万5000本を配布」といったような複数の熱中症対策は実施していたようです。つまり、対策は結果として不足していた恰好にはなったけれども、全くの無策だったわけではありません。にもかかわらず、多数の人々が熱中症に罹患する事態となったわけです。

もちろん、宮崎で起きたこの事件と、レゴランドを比べること自体が飛躍しすぎだと言われるかもしれません。確かにそうかもしれません。しかし、日本の夏の猛暑は本当に厳しいです。宮崎での事件のように完全な炎天下ではなく、レゴランドには涼むところがあるとはいえ、園内の混雑度合いによっては食事や飲料を購入するのに並ばないといけない場面が今後出る可能性はあります。そうしたときに、園側が熱中症に備えた適切な準備や対応をするのかどうかが、私は非常に心配になります。むしろ、飲食物持ち込み禁止を実施するからには、最低限このような懸念を吹き飛ばすぐらいの周到な準備は必須だと思います。暑さ対策・熱中症対策は用心の上にも用心の姿勢でお願いしたいものです。今後の園側の対応を注視していく必要がありそうです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク