[文字起こし]枝野幸男・立憲民主党代表の大阪京橋での街頭演説(2017/10/7)

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2017年10月7日に大阪の京橋駅前において、立憲民主党・枝野幸男代表による街頭演説がおこなわれました。この演説の文字起こしを作成しましたので公開します。

 

画像出典:枝野氏ツイッターアイコン

立憲主義をないがしろにする政治を批判

本当に多くのたくさんの皆さんにお集まりをいただいたり、立ち止まっていただき、ありがとうございます。立憲民主党代表の枝野幸男です。

政治と国民生活の危機、政治が私物化され、情報が隠され、指摘されても開き直る。権力が守らなければならない憲法というルールが無視されて、立憲主義が蔑ろ(ないがしろ)にされる。そして、アベノミクスという名のもとに株価は踊ったけれども、国民生活はジリジリジリジリと苦しさを増し、格差は拡大をし、貧困が増大をする、これ以上こんな政治を続けさせていいのか。

もう一つの道を、私たちは示したい。政治は権力を持った人が国民の皆さんに、こう行くんだと押しつけるものではありません。民主主義を単純な多数決で、国会で数を持ってるから何をやってもいいんだと、勘違いをしてる人たち。だからいかに国会議員の数合わせをするか、そんな政治にノーを突きつけましょう。

草の根の民主主義をつくりあげると宣言

民主主義とは国民の皆さん一人一人が主役の政治です。みんなで話し合ってみんなで決める、それが民主主義です。誰か一人で決めるんじゃない。密室の中で決めるんじゃない。本当は1億3000万人みんなで集まって決めたいけれど、それができないから選挙で、あるいは国会という、議会という制度で、みんなの代わりに話し合うんです。

でも、その国会の中の話しすらロクにしようとしないで、国民の皆さんに様々な情報を提供すらしないで、お友達同士でものを決めて、しかもそれで権力が私物化され、税金が食い物にされてるかもしれない。こんな政治は民主主義ではありません。

トップダウンの政治は、一見かっこいい。様々な時代の変化が著しい時代には、スピード感をもってバーンと決めること、そのことが求められることもある。でも、一方で価値感が多様化してるんです。いろんな考え方のいろんな暮らしの人たちがいるんです。そうした声に寄り添わず、そうした声を聞かず、上からバーンと決めていたら、国民生活とズレていくのは当たり前じゃないですか。

全ての人に納得してもらうことは難しいかもしれない。でも、できるだけ幅広く国民の皆さんと寄り添い、一緒に前に進みながらものを決めていく、本当の民主主義、草の根の、下からの民主主義を私たちはつくりたい。そのために立憲民主党をつくりあげました。

格差是正・景気対策の重要性をアピール

格差が拡大をしているのは、強い者をより強くすれば、これはもう上からなんです。「強い者をより強くすれば、豊かな者がより豊かになれば、そのうちあなたのところにも滴り落ちますよ!」…。5年経ってる。皆さんのところに行き渡りましたか? 株が上がって5年。株を持ってない人たちの暮らしは良くなりましたか? 時代遅れなんです。あれは20世紀高度成長の時代の経済・社会の考え方なんです。

今、日本の暮らしを立て直す、経済を元気にする、それは上からではなくて、やはり草の根から下から。年収300万円の人がリストラに遭って100万円に減れば、200万円消費は減るんです。だから消費が伸びなくて不況が続いているんです。年収100万円の人が正社員になれば300万円になった。増えた200万円のほとんど100%消費されませんか? 貯金や投資する余裕はありますか? ありませんよね。

貧困対策、格差是正、これは社会政策であると同時に、今一番求められる実は景気対策なんです。このことが分かっていない、上からしか見ていない、暮らしを見ていないから、いつになっても景気は良くならない。私たちは草の根から社会を下から支えて押し上げる、お互い様に支え合う、そんな社会をつくることでこそ、社会の活力が出てくる、経済だって回っていく、こういう新しい道を皆さんに示していきたい、そう思っています。

 

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平和主義の堅持を訴える

戦後70年、焼け野原から戦後復興、高度成長、私は今53歳ですが、先輩世代の皆さんのおかげで、本当に恵まれた中で育って、そして今を迎えています。私たちには、この先輩世代の皆さんが焼け野原から今をつくってくれた、引き継いでくれたものをさらに次の世代へ引き継いでいく、その責任があります。一億総中流といわれた安心できる社会をしっかりと引き継いでいかなければならない。

そして、70年以上に渡って戦争をしなかった。自衛隊は海外で戦争に参加することを一度もしなかった。専守防衛、平和主義、多くの先人が命を落とした、犠牲にした、その犠牲の上に築かれて、そしてその平和の上に私たちの今の豊かさがある。

70年間守ってきた、歴代自民党政権自らがつくってきた、集団的自衛権は行使をしないという解釈を、勝手に、何の論理的整合性もなく、何の必要性についての説明もなく、勝手に変えて海外で戦争ができるようにした。こんな安保法制をつくっておいて、憲法の議論ができるわけないじゃないか! まずちゃんと、今あるルールを守ってかなきゃいけない。私は、私たちは、そう思っています。

戦後の平和と、立憲主義と、民主主義と、そして国民生活を守るために、これまで残念ながら上からの民主主義、上からの経済政策に対して、私たちは新しい道を皆さんに示します。新しい道の第一歩を示します。右とか左とかじゃない、前へ皆さんと一緒に進んでいきたい、そう思っています。

第一歩を踏み出すための支援を呼びかけ

大阪の新しい力、除く辻元清美(笑)、今日も集まってくれています。私たちには、皆さんの力だけが頼りです。まだまだ立ち上がったばかりで、皆さんに幅広く私たちの思いをお伝えをする間もなく、投票日を迎えることになりそうな選挙です。でも、すでに多くの皆さんが今日もこうして集まっていただき、集まっていただくにあたっては、SNSなどを通じて幅広い皆さんが、私たちに関心を持っていただいた。私たちはその好意に応えるべく頑張っていきます。

でも、私たちの力だけでは、この戦いで新しい政治の道の第一歩を踏み出すことはできません。ぜひ皆さんの力で、私たちの第一歩をできるだけ大きな一歩にさせていただきたい。その力を貸していただきたいんです。皆さんどうでしょうか!

上からの権力的な、そんな政治に不安や不満を持っていた方は、たくさんいると私は信じています。今までの、強い者ばかりに顔を向ける、こうした経済政策・社会政策に不信を持っている人たち、たくさんいると信じています。私たちはそうした皆さんに、力強く訴えていきます。ぜひ皆さんの力で、このまさに大阪から、日本の21世紀のまさに新しい時代の政治のモデルを、民主主義のモデルを、そして社会のビジョンのモデルを、その第一歩を示させてください。どうぞ皆さんの力をお貸しください。よろしくお願いいたします。ありがとうございます!

※ツイキャスにて公開されている動画をもとに即興で起こしました。録音にやや聞き取りづらい箇所がありましたが、概ね正確に起こせていると思います。

※枝野氏が発言された金額の「万」を「万円」に直す、年齢に「歳」をつけるなど、実際の発言に対して若干の補正を施した箇所があります。

[文字起こし]枝野幸男・立憲民主党代表の東京新橋での街頭演説(2017/10/8)

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