幼いきょうだい3人が亡くなった悲しすぎる飲酒運転事故から11年

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2006年8月25日、あまりに衝撃的なニュースが報じられました。福岡市の海の中道大橋で、福岡市職員の男が運転する乗用車が、猛スピードで対向車に衝突し、そのまま逃走。追突された乗用車は橋の欄干を突き破って、海に転落。乗っていた親子のうち、かろうじて両親は助かったものの、4歳と3歳の男の子、1歳の女の子の幼いきょうだい3人が亡くなりました。

事故の原因は、福岡市職員による飲酒運転でした。この事故は多くの人々に大きな衝撃を与え、以後、飲酒運転の撲滅に向けた取り組みが全国的に強化されました。

例えば、飲酒運転に対する抑止策が強化され、飲酒運転そのものの厳罰化や同乗者に対する罰則も規定されるようになりました。また、飲食店が運転者に酒類を提供する行為に対しても違法行為であると規定されるようになり、いわゆる運転代行業の利用が盛んになるなど、飲酒運転に対する世の中の姿勢を変えることとなりました。

一方、飲酒運転に対する企業や自治体の姿勢も、厳罰(懲戒解雇・懲戒免職)をもって臨む姿勢へと変わりました。これにより、「飲酒運転は勤務先をクビになる覚悟の要るリスキーな行為」という認識が広がったと思います。当然ながら、飲酒運転は安全性という観点から非常にリスキーな行為です。飲酒運転で事故を起こすリスクと比べると、勤務先をクビになるリスクなんて微々たるものだと思うのですが、「会社をクビになりたくないから飲酒運転はしない」という自己保身的な身勝手な動機ではあるものの、ある程度の抑止効果にはつながったと思います。

しかし、それでもお構いなしに飲酒運転する愚行が依然としてなくなりません。加えて、飲酒運転によってクビになった社員あるいは職員が「処分は厳しすぎる」などと主張して、処分取り消しや軽減措置を求める裁判を起こすような状況まで起きています。

最近では、飲酒運転により追突事故を起こして逮捕された自治体職員に対し、その自治体の職員や町長らが寛大な判決を求める嘆願書を裁判所に提出したという信じがたい出来事が報じられています。

本当に呆れるほかありません。

たらればになってしまいますが、もしも幼い子供3人が理不尽な事故に遭っていなかったら、いま時分ですと、それぞれ小学校高学年~中学生になっている頃です。この子たちの人生を奪ったのが飲酒運転という愚行です。飲酒運転は、このような悲しい出来事を引き起こす危険行為です。

何が嘆願書だ、ふざけるなと言いたい。

そして、未だに飲酒運転がなくならない状況は、いったい何なんだろうと思います。「自分だけは捕まらない」「自分だけは事故を起こさない」と思っているのでしょう。厳罰化によっても飲酒運転が撲滅できない状況には無力感すら覚えます。

驚愕!!「罪を憎んで人を憎まず」飲酒運転職員への嘆願書に違和感

 

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