驚愕!!「罪を憎んで人を憎まず」飲酒運転職員への嘆願書に違和感

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酒を飲んで自動車を運転し追突事故を起こしたとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕・起訴された自治体職員に対し、寛大な判決を求める嘆願書が提出されているというニュースが報じられています。

飲酒運転職員に町長ら嘆願書…検察は「違和感」
道路交通法違反(酒気帯び運転)で起訴された香川県三木町の男性職員(38)の公判で、町長や副町長、教育長を含め職員の4分の1にあたる約120人が、高松地裁に寛大な判決を求める嘆願書を提出する異例の展開になっている。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0824/ym_170824_2556777708.html

この記事によると、

 地方公務員法では、執行猶予を含め禁錮刑以上が確定すると公務員は失職する。このため、同僚らが、失職を免れられる罰金刑を求めて嘆願書を作成し、署名を集めて地裁に提出した。署名した筒井敏行町長は取材に「罪を憎んで人を憎まず。町民も理解してくれるはずだ」と話した。

この職員が所属する香川県三木町の筒井敏行町長は、「罪を憎んで人を憎まず」と取材で話したと報じられています。このニュースを知って私は驚愕し、唖然としました。あまりに軽々しい不適切な発言だと思います。

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉そのものは、確かに心掛けとしては同意できる部分もあります。ただ、今回の事件に当てはめるのは、あまりに違和感が強すぎると思います。この職員に執行猶予付の禁固刑以上の判決が下されることは、「人を憎んだ結果の、了見が狭い判断」とでも言いたげな印象を受けます。

はっきり言って、飲酒運転という行為そのものは、憎むべき対象のものだと思いますし、そのような行為をしたドライバーに対しても、もはや許されない行為をした者として相応の処罰や社会的制裁が下される性質のものであることは明白でしょう。現実に、飲酒運転が原因の痛ましい事故が以前から多数起きており、死亡事故にもつながる極めて悪質な行為、それが飲酒運転です。

今回のケースでは怪我人は出なかったものの、信号待ちの車に追突する事故を起こして飲酒運転が発覚したわけです。幸いにして、結果として人身事故にならなかっただけであって、危険な運転を誘発する「飲酒後の自動車運転」をしたという事実は、人身事故があろうがなかろうが、まったく変わりません。

この「寛大な処分を求める署名」なる動きに対しても、これまで飲酒運転による人身事故に巻き込まれた被害者あるいは遺族が目にすれば、顔をしかめるのではないかと思います。とりわけ、福岡市で2006年8月に起きた飲酒運転事故はあまりに衝撃的でした。追突された車が橋の上から海に転落し、乗っていた家族のうち幼い子供3人が亡くなった事故です。このとき飲酒運転し追突したのが、福岡市職員の男です。以後、この事故が飲酒運転撲滅に向けた悲しき教訓となってきたわけです。事故から8月25日で11年になりますが、この事故の報道を目にしたときに受けた悲しい気持ちや憤りの気持ちは、未だにしっかりと覚えています。

にもかかわらず、今回のケースで署名しているのが「同僚」である職員や町長というのが理解に苦しみます。これがまかり通るのなら、他の職員が同様の飲酒運転をした場合でも、失職せずに済むという悪しき前例になるのではないかと危惧します。そして、11年前の悲しい事故から、あなたたちは何も感じなかったのかと問いたいです。

皆さん、飲酒運転を甘く見すぎではないでしょうか?

幼いきょうだい3人が亡くなった悲しすぎる飲酒運転事故から11年

 

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