クリ博オンラインワークが終了/クラウドソーシング業界にも再編の波?

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クリ博オンラインワークが2017年9月20日をもってサービスを終了すると発表しました。

 

クリ博オンラインワーク終了の通知が届いた

以下は、クリ博オンラインワーク事務局から2017年8月2日に届いたメールです。

クリ博オンラインワークをご利用の皆様へ

平素より弊社のクラウドソーシングサービス「クリ博オンラインワーク」(以下、本サービス)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、弊社では検討を重ねました結果、2017年9月20日(水)をもちまして、本サービスの運営を終了させていただくこととなりました。ご利用いただいている皆様にご迷惑をおかけします事を深くお詫び申し上げるとともに、これまで本サービスをご愛顧いただきました事を、心より御礼申し上げます。尚、クラウドソーシングサービスにつきましては、今後弊社B2Bの専門型クラウドソーシング「マルチビッツ」に一本化させて頂きます。

本サービス終了に関するスケジュールおよびご対応頂きたい内容は、下記のとおりとなります。サービス終了に伴い、これまでのお取引によるウォレットの残高並びにご発注いただいた案件に関するお支払い、またポートフォリオにつきましては、ご対応いただけますよう、お願い申し上げます。

ご愛顧いただきました皆様に改めて厚く御礼申し上げますとともに、ご理解を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 記

クリ博オンラインワーク サービス終了のスケジュールおよびご対応のお願い

1.スケジュール
・2017年8月27日(日):時間報酬のお仕事に関する契約終了
・2017年8月31日(木):新規案件の登録終了
・2017年9月7日(木):ワーカー様への支払い期限
・2017年9月13日(水)17時:ウォレットからの出金手続き期限
・2017年9月20日(水):ログイン最終日※以降ログインできなくなります。

2.時間報酬制のお仕事の契約
時間報酬制のお仕事につきましては、報酬計算の最終の締切が8月27日(日)23時59分、最終のお支払いが8月30日(水)となります。よって、8月27日(日)までに「クリ博オンラインワーク」上で、契約終了として頂きますよう、お願い申し上げます。

3.ご発注いただいた案件のお支払い
 クライアント様よりご発注された案件に関する料金につきましては、誠にお手数ですが、9月7 日(木)までに、「クリ博オンラインワーク」上でお支払いを完了いただきますようお願いいたします。

4.ウォレット残高の引出し
ウォレットに残高をお持ちの方は、9月13日(水)17時までにクリ博オンラインワーク上で出金の手続きをお願いいたします。なお、出金に係る振込手数料は全額弊社負担とさせていただきます。

5.ポートフォリオデータのダウンロード
ポートフォリオデータのテキスト、画像などにつきましてはサイトクローズ後に一切破棄させて頂きますので、9月20日(水)までにダウンロードして頂きますよう、お願い申し上げます。

6.クリ博オンラインワークURL
 以下のURLからログインいただきましてご対応をお願い申し上げます。
https://www.onlinework.jp/

7.お問い合わせ先
本件について御不明な点がありましたら、以下の窓口までお問合せください。

株式会社イマジカデジタルスケープ
メディア事業部 メディアサービス部 マルチビッツグループ
Mail:support@onlinework.jp

詳細はこちらをご覧ください。
●クリ博オンラインワーク サービス終了のお知らせ
https://corp.dsp.co.jp/news/20170802.html

以上


 

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クリ博オンラインワークの運営会社は

クリ博オンラインワークは、クラウドソーシングの形態をとる、仕事の発注者・受注者を繋げるプラットフォームで、2013年5月に「クリ博オンラインワークβ版」としてスタート。運営会社は株式会社イマジカデジタルスケープ。同社はマスコミやコンテンツなどクリエイティブ業界の人材サービスを手掛ける企業です。

「クリ博」って何の略?

「クリ博」とは、「クリエイティブな仕事の博覧会」というのが元々の意味で、オンライン空間上での仕事マッチングサービスのみならず、リアル社会で「クリ博就職フェア」など、「クリ博」の名を冠した、クリエイティブ系の仕事に特化した就職マッチングイベントを各地で開催しています。

クラウドソーシング業界の寡占・淘汰が進む可能性

これは私見ですが、クラウドソーシングサイトという観点から見れば、業界最大手のランサーズ、あるいは上場企業であるクラウドワークスと比べて、知名度や案件数という点で見劣りすると感じております。サービス終了のプレスリリースには、サービス終了に至った理由は「検討を重ねました結果」としか書かれていませんが、サービス終了の理由は、募集されている案件数の少なさではないかと私は思います。

実際、私はクリ博オンラインワークの会員ですが、募集されている仕事案件がランサーズやクラウドワークスなどの業界最大手と比べると少ないため、結局のところ応募することがないままの状態で、サービス終了を迎えることになります。

ですので、クリ博オンラインワークの詳細な使い心地などのレビューはできませんが、クラウドソーシング業界は前述した業界最大手の2強が圧倒的な認知度と実績を持っており、中小のプラットフォームが生き残っていくのは難しいんだろうなと思います。クリ博以外にも、中小のプラットフォームが多数頑張っており、利用の拡大を図っていますが、案件数あるいは提示されている報酬面等が、業界最大手2強と比べると見劣りする感はありました。とはいえ、私が受注できそうな大手サイトでの募集案件が少ないタイミングには、中小のクラウドソーシングサイトを覗きにいったこともありましたので、マッチングサービスが1つ減ってしまうのは非常に残念ではあります。

クリ博オンラインのサービス終了に伴い、同社が手掛けるクラウドソーシングは、B2Bサービスの「マルチビッツ」(Multi-bits)に一本化するとのことです。同社サイトによると、マルチビッツは、カメラマンが約1000名登録しており、全国対応の出張撮影を手掛けています。また、画像切り抜きやトレースも発注可能となっています。クリ博オンラインワークを統合することにより、カバーする仕事の幅が拡がるものと期待できそうです。

プラットフォーム・受注者・発注者が三方よしに昇華してほしい

一方で、クラウドソーシング業界をめぐっては、大手中小関係なく不安材料があります。とくに、発注者側においては、アウトソーシング化によるコストダウンを重視する姿勢が強くなりすぎると、仕事そのものの価格破壊を促進する結果となりかねないと思います。結果として、仕事のみならず日常生活をも含めた「本業として持続可能なフリーランサー」の拡大にはつながらないのではないかという危惧の念を私は持っています。

会社勤めなどのいわゆる「企業戦士」あるいは、いささか汚い言葉でいえば「社畜」として企業に仕えていくのは、働き方のひとつとしてはもちろんありだとは思いますが、自らがいわば社長として切り盛りしていけるフリーランスも、これはこれで魅力的な働き方だと思います(もちろん楽しいことばかりではなく、むしろ苦しいことのほうが多いと感じていますが)。

いまやフリーランスの働き方の中で、クラウドソーシングは重要な位置を占めていると私は思っております。プラットフォーム・受注者・発注者がそれぞれ「三方よし」の、よりよい働き方に昇華していってほしいと願っております。

 

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