西田敏行さんへの誹謗中傷ブログで露呈!「アフィカス」のリスク

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2017年7月6日、西田敏行さんを誹謗中傷する内容をブログに掲載したとして、複数のブログ運営者が摘発されたと報じられました。

 

未だに西田敏行さんの誹謗中傷アフィカスが上位表示される

摘発されたのがどのブログなのかは定かではありませんし、もしかすると、摘発を受けてすでに当該ブログは閉鎖されている可能性もありますが、念のためキーワードを入れてググってみますと、未だに名誉棄損的なタイトルが上位に多数表示されることが確認できました(※あえて検索結果のキャプチャは貼りません)。

これらのブログは、旬な検索キーワードを用いた「トレンドアフィリエイトブログ」の中でも、いわゆる「アフィカスブログ」と揶揄される類いのものだと言えます。アフィカスブログは、いわゆるゴシップネタや事件・事故ネタをセンセーショナルに投稿することで、瞬間的に膨大なアクセス数を集め、アフィリエイトによる多額の広告収入を得ようとするものです。アクセス数を集めることを目当てとして、プライバシーや記事の信憑性を置き去りにした記事が散見されることから、「カスのような価値のないアフィリエイトブログ=アフィカスブログ」という汚名がつけられているわけです。

アフィリエイトブログ自体は有意義だが程度問題だと思う

Googleアドセンスやその他のASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)による、広告設置型のビジネスモデルに基づくアフィリエイトブログやアフィリエイトサイトは、世の中にすっかり定着していますし、それ自体は有意義なものだと思います。かくいう私も、このブログサイト(ZAKKI LOG)においてアドセンス広告をたくさん設置させてもらっています。まだまだ雀の涙ほどとはいえ報酬をいただけており、ブログ運営の足しになるありがたい存在だと感じております。ですので、ブログに広告を設置すること自体は、全く問題ないと思います。また、中身のある記事を執筆しつつ、SEO対策を施して検索上位を狙いアクセス増加を図ること自体も、当然の施策だと思います。当サイトの管理人もその点に力を入れています(まだまだ全然だめですが…)。

ですが、やはり程度問題だと思います。いわゆるアフィカスブログの手口は、ネット上に掲載されている事件や事故などのニュースを集め、他サイトからの引用という体裁を一応は取りつつ、そこに様々なSNS(ツイッター、フェイスブック等)からの情報を複合的にまとめあげることで、情報の一覧性を高める点にあります。

特に、ニュース報道等で顔写真が公開されていない場合には、例えば、容疑者の氏名からSNS等で該当する人物と同姓同名の人がいないかを探し、容疑者とされる人物の顔写真と思われる画像を探してきて、「犯人の顔写真公開!」「FB発見!」「○○容疑者の顔写真は?フェイスブックは?勤務先は?」といった煽りタイトルをつけて気を引こうとします。また、アフィカスブログによっては、報道に出てくる事件現場の写真等から、容疑者の自宅住所や勤務先までも晒してしまうといった、かなり危うい橋を渡っているものも散見されます。

加えて、まとめサイトやネット掲示板(2chなど)の投稿内容を転載するなどし、いわばネットユーザーの感情に火をつけて回ることによって、さらなるアクセス増を狙うといった手法も用いられます。

かくいう私もアフィカスを試行し多大なアクセスを実感した経験有

実は、恥ずかしながら、私もこのようなアフィカスブログに、僅かながらとはいえ手を染めようとしかけたことがあります。まだ私がブログを始めたばかりの頃に、記事の方向性をどうしようか試行錯誤していたのですが、その際に、事件やゴシップに関する記事を作成し、別に立ち上げたテスト用ブログを使って実験的に試したことがあります。良く言えば試行錯誤ですが、悪く言えば興味本位です。私が掲載した内容としましては、ある事件の容疑者とされる人物の氏名と、SNSで探してきた顔写真、そしてFBのURLをブログに記載しました。

結果は、短期間に爆発的なアクセスが来ました。そのブログは、立ち上げて間もない時期で記事本数も非常に少なく、Googleからクローラーが定期的にやってくることもなかった超弱小ブログですが、とある傷害事件の記事を投稿し、直後にGoogleサーチコンソールのFetch as Googleを使ってインデックス登録をリクエストすると、ほどなく記事がインデックスされ、数時間後には、なんと検索結果の1ページ目に表示されるまでに順位が上昇しました。そうすると、アクセス数がどんどん伸びて、記事数のほとんどない弱小ブログにもかかわらず、短時間に数百のアクセスを記録しました。しかし、翌日には検索数がガクッと減り、数日後にはアクセスがほぼなくなるという状況になりました。事件や事故をセンセーショナルに紹介するアフィカスブログ記事の特性を思い知った次第です。

アフィカスに対する危険性や違和感からすぐに自粛

ただ、私はこのような、他人のプライバシーにまで踏み込んで事件・事故をゴシップ的に伝える記事に危険性を感じ、以後はすぐに自粛しました。それは、「もしも容疑者とされた人が無実あるいは事実無根、誤認逮捕や冤罪だったら、取り返しのつかないことになる」と考えたためです。無実の人や無関係の人を不当に陥れる恐れがありますし、その記事をブログに投稿した側も、名誉棄損や偽計業務妨害によって、刑事事件あるいは民事訴訟の当事者として責任を問われることにつながりかねません。瞬間的に多大なアクセス数を集めて得られるアフィリエイト報酬と、もしも損害賠償を請求された場合の多額の負担を天秤にかければ、どうすべきなのか自ずと結果は明らかだと思います。今回の西田敏行さんへの誹謗中傷ブログの摘発事案を目のあたりにしても、それでもまだこのようなアフィカスブログを続けるのであれば、まさに自己責任であり、何が起きても自業自得の領域だと思いますし、無限責任ともいえるほどのリスクを負う羽目になると思います。はっきり言って「割に合わない」行為だと思います。

また、そういったアフィカスブログのリスク論とは別に、凶悪事件や大事故の瞬間の悲惨さをセンセーショナルに煽ることでアクセスを集めるという手法にも多少なりとも嫌悪感があります。当ブログでも、事件・事故のニュースは何本か掲載しておりますが、例えば東名高速道路で起きたバスと乗用車の衝撃的な大事故の瞬間の映像は、動画・静止画ともにあえて掲載しておりません。

細く長く読んでいただける記事を投稿していきたい

他人のプライバシーを必要以上に暴く内容で事件や事故をセンセーショナルに煽り、短時間に大量のアクセスを集めるアフィカスブログ。瞬間的に多額の報酬を得られるかもしれませんが、旬が終わればほとんど誰も来なくなる、まさにド短期的なバブルの手法だと思います。

もちろん、膨大なアクセス数があるということは、裏を返せば、その事件や事故に対して、検索行動をとったユーザーが多数存在するということになります。それは人間が持つ欲望、例えば他人のプライバシーを覗いてみたいといったドロドロとした裏の顔を誰しもが内在しているということを示しているのかもしれませんね。

私としましては、そういったドロドロとしたものに惹かれてしまいそうになる心をグッとこらえつつ、膨大なアクセスはあまり望まずに、例えば1日数件~10件程度のアクセス数であっても、毎日アクセスしてきてもらえる、そういう細く長く読んでいただける記事を投稿していきたいなと、あらためて思いました。

 

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