大阪の地下鉄で「痴漢でっち上げ」逮捕は9年前の類似事件の教訓かも

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今年5月に大阪市営地下鉄堺筋線で、ネットで知り合った女性と共謀し痴漢をでっちあげたとして、6月21日に21歳の男性が逮捕されました。

大阪市営地下鉄(但しこの画像は谷町線です)

女と共謀、痴漢被害でっち上げ容疑 アルバイトの男逮捕

 

 電車内でわざと痴漢させて被害をでっち上げ、取り押さえた男性を警察に引き渡したとして、大阪府警は21日、同府茨木市本町のアルバイト生田佑馬容疑者(21)を逮捕監禁と虚偽告訴の疑いで逮捕したと発表した。

 曽根崎署によると、生田容疑者は5月22日夜、インターネットで知り合った大阪市浪速区のパートの女(26)=同容疑で逮捕、釈放=と共謀。京都市の男性(50)に大阪市営地下鉄堺筋線の車内で女の胸などをわざと触らせた後、生田容疑者が男性の腕をつかんで取り押さえ、警官に虚偽の痴漢被害の申告をした疑いがある。生田容疑者は「弁護士がつくまで話すことはありません」と話しているという。

 生田容疑者は、女に「痴漢させて示談金をもらういい稼ぎ方がある」と持ちかけ、女がネット掲示板に「痴漢してもらいたい」と投稿。応じた男性に服装や乗っている車両を教えていたという。男性が府警に「掲示板で知り合った女性と勘違いしました」などと話し、虚偽だと発覚。男性は翌日未明に釈放された。

出典:朝日新聞デジタル2017年6月21日

 

http://digital.asahi.com/articles/ASK6P5K0XK6PPTIL015.html

私は、このニュースをインターネットで目にしたとき、「あれえ?何年か前のニュースがなんで今頃表示されてるんだろ」と不思議な気持ちになりました。ニュースサイトによっては古いニュースも最新のニュースに交じって表示されるところがありますからね。

実はこの事件と類似したでっち上げが2008年に大阪で起きていたんですよね。

 

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2008年にも大阪市営地下鉄で痴漢でっち上げ事件があった

2008年に起きた事件とは、甲南大学4年の男子学生M(当時24歳)と、交際していた女性S(当時31歳)が共謀して、大阪市営地下鉄御堂筋線の車内で…

・乗り合わせた乗客男性に対して「痴漢だ」と言いがかりをつける

・乗客男性の腕をつかみ、天王寺駅で下車させて警察官に引き渡す

・乗客男性は痴漢容疑の濡れ衣を着せられ身柄を拘束される

というものでした。この事件では、乗客男性は痴漢容疑を強く否定したにもかかわらず身柄を拘束されました。後日、交際女性が、「男子学生から示談金目当てでの痴漢でっち上げを持ち掛けられた」と自首したことで、男子学生Mと交際女性Sは逮捕されました。

この9年前の御堂筋線での事件では、偶然車内に居合わせた赤の他人である無実の乗客を罪に陥れようとした悪質性、自分も同じ目に遭わないだろうかという恐怖感、この男子学生の名前が特徴のあるものだったこと、そしてこの学生のプロフィールが某SNSで公開されており、それがネット上で拡散したことなどによって、今でもこの学生の名前は憶えています。が、もう「お勤め」は終えているだろうと思いますので、記事の中にはあえて実名は書かないようにします。

もしかすると9年前のでっち上げ事件が教訓になったのかも

今回起きた堺筋線での痴漢でっち上げ事件では、男性が一時身柄を拘束されました。ただ、9年前にも大阪市営地下鉄で痴漢でっち上げ事件があったことから、「本当に『痴漢行為』なのか、一応は疑ってみよう」という、いわば前回の事件の教訓のようなものが、もしかすると大阪府警や大阪市交通局の担当者にはあったのではないかと思います。それが結果として有効に機能し、男性の早期釈放と、でっち上げをした犯人の逮捕に至ったのではないかと感じました(※あくまでこれは私の個人的主観です)。

痴漢は卑劣な行為であり許してはいけませんが、一方で、痴漢冤罪によって無実の人が貶められるということもあってはなりません。

とはいえ、「痴漢してもらいたい」と犯人女性がネット掲示板に書き込んでいたのを真に受けて「合意の上で痴漢行為をした」という男性も、今回の件でハメられたとはいえ、そんな「うまい話」はないと疑ってかかるべきだったのではないかと思う次第です。

 

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