東名高速で事故に遭ったバスが搭載している通信型タコグラフが凄い

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東名高速道路で2017年6月10日に起きた観光バスと乗用車の衝突事故では、事故後すぐに車載動画が公開されました。これにより、乗用車が対向車線のバスに向かって空中を飛ぶという、今回の事故のすさまじさを如実に示すものとなりました。

東名高速での観光バス&乗用車の事故・バス会社の危機管理対応に感心

通常、車載動画は常設型のドライブレコーダーで撮影する場合が多く、撮影した動画を観るには、本体からメモリーカードを取り出す方法が主流です。一方、今回事故に遭ったバスを運行していた「東神観光バス」では、通信型のデジタルタコグラフ(運行管理記録装置)システムを導入しています。これにより、運行状況や映像等の情報がLTE高速通信網を介して、クラウドサーバーに蓄積されるようになっています。

その機種は 「クラウドデジタコ DTS-D1D」という製品で、富士通といすゞの合弁会社(富士通51%・いすゞ49%)であるトランストロン社が販売しています。カメラ(最大5台まで)を接続し、ドライブレコーダー連動型のデジタルタコグラフとして様々な機能を使うことができます。

クラウドデジタコ DTS-D1D

(画像出典:トランストロン社)

システムの概要イメージ(出典:トランストロン社)



 

・車載カメラは5台まで接続可能。

・タコグラフに求められる法定3要素である「速度・距離・時間」はもとより、急の付く動作(急ブレーキ、急発進など)やスピード超過、現在地情報などの記録・送信が可能。

・運転時間や労働時間などの労務管理が正確かつ簡単に行える。

・アルコールチェッカーや眠気検知システム、タイヤ空気圧センサーなどとの連動が可能。

・本体に運転免許証リーダー(読み取り機能)付き。乗務開始時に運転士は機械に免許証をかざすだけで、どの運転士が運転するのかを即座に登録できるほか、運転免許証不携帯や有効期限切れの確認もOK。

・HD画質の動画データをクラウドに保存し取得できる。

・本体価格は約27万円。

・ランニングコストはバス1台につき月額2690円(税別)。バスとデータセンターとの間の通信費用や、地図ソフト・運行支援ソフトの最新版への自動更新、運行データの13か月間の保存なども含む。

 

YouTubeにも紹介動画が掲載されています。

 

よりきめ細やかな運行管理によって安全運行が実現できて、なおかつ省力化も図れるという素晴らしいシステムですね。

今後のさらなる普及に期待したいです。

 

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