2017バステクフォーラム(4)中国製バス「オノエンスター」

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2017年5月26日に開催された「2017バステクフォーラム」には、約20台のバスが出展されました。その中でひときわ異彩を放っていたのが、中国製のバス「オノエンスター」です。

オノエンスターという名称は、輸入販売元の「オノエンジニアリング」が命名したもので、中国のバスメーカー・ヤーシン(亜星・Yaxing)が製造する中型バス「YBL6805H」をベースに、日本の法規に対応するように仕上げられています。中国国内向け仕様のバスは左ハンドル車で、乗降口も右側面にありますが、オノエンスターは、日本製のバスと同様に右ハンドル車ですし、乗降口も左側面にあります。

中国・ヤーシンというバスメーカーについて

ちなみに、ヤーシンというバスメーカーですが、現地の漢字表記は「扬州亚星客车股份有限公司」です。日本風に書くと「揚州亜星バス株式会社」というところだと思います。同社のウェブサイトを見ると、英語版表示では「YANGZHOU ASIASTAR BUS CO., LTD」となっています。

つまり、「亜星」とは=「アジアの星」という意味だと解釈できますね。

では小林亜星さんはアジアの…

出典:Wikipedia

おっとっと…すみません、話が逸れそうなので、本題に戻ります。このヤーシンというメーカーは、観光バスやマイクロバス、路線バスも手掛ける総合バスメーカーです。

 

8メートル級の中型バス「YBL6805H 8」

(出典:扬州亚星客车股份有限公司ウェブサイト)

全長12メートル級の大型観光バス「YBL6125H1Q1」

(出典:扬州亚星客车股份有限公司ウェブサイト)

 

路線バス用途の「JS6851GHJ」

(出典:扬州亚星客车股份有限公司ウェブサイト)

 

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オノエンスターの外観

オノエンスター、おしゃれな雰囲気のエクステリアデザインだと思います。フロントウィンドウからルーフにかけての独特の造形処理もなかなかカッコいいと思います。

それと、とても印象的なのがサイドミラーです。日本製のバスのサイドミラーは小ぶりなものが多いですし、ステーは細身で目立たない印象ですが、中国製のバスのミラーは、ステーと鏡面部カバーのデザインが一体化した、ウサギの耳が垂れた感じのデザインのものが多いですね。私は10年ぐらい前に中国に行ったことがあるのですが、街なかを走っているバスは全部と言ってもいいぐらい、この手のタイプの大型ミラーが装備されていました。

 

トランクは2スパン構造、ワイヤレスリモコンで開閉OK

ミラーが見切れてしまいました…ほんと、私は写真撮るのがへたくそです

客席の窓にはペアガラスを採用しているとのことです。気温や湿度の変化による窓の曇りや結露の防止にひと役買いそうです。

 

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オノエンスターのエンジンはカミンズ製

オノエンスターのエンジンには、直列4気筒のクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。世界で最も厳しい排ガス規制であるユーロVIをクリアしているそうです。排気量が何CCなのか聞くのを忘れました…。恐らく4.8リッターかなと思いますが、間違っていたらすみません。

ちなみに、エンジンのメーカーはカミンズ(cummins)とのことです。カミンズと聞くと、JR東海の気動車(キハ85やキハ11など)が好きな鉄道ファンならば「へぇ~」と思うかも。私は「へぇ~」と思いました。

トランスミッションに関しては、出展車両には6速MTが組み合わされていましたが、アリソン製のATも設定されているとのことです。

オノエンスターは個性的装備がイロイロ

オノエンスターには、ユニークな装備がイロイロと付いていました。特に、ワイヤレスリモコンで乗降口のドアを開閉したり、トランクを開閉したりできるのは、とても便利そうです。

また、サスペンションはエアサスで、しかも車高調整装置付き。運転席からスイッチ操作ひとつで、車高を上げ下げできるので、未舗装路を通過する時には車高を上げ、高速道路やカーブの多いところを通行するときには車高を落として挙動を安定させるといった使い分けができそうです。

車高を目いっぱい下げた状態

本来は車高を上げたときの比較写真も同じアングルで撮るところですが、撮り忘れました…(ドジ)

下の写真は反対側から撮ったものですので単純比較はできませんが、上の写真と比べるとタイヤハウスの空き具合がかなり異なります。車高調整の雰囲気は分かると思います(自己フォロー…)

撮影した動画にトランクの開閉や車高を上げ下げする場面などが写ってますので、ご覧ください

四輪ベンチレーテッドディスクブレーキも装備しているそうで、長い下り坂などの悪条件下でも耐フェード性能に期待できそうです。加えて、マグネット式リターダーも装着されているとのこと。ちなみにオノエンスターの解説をされているのは、オノエンジリアリング代表の小野さん。「機動警察パトレイバー」の実写版映画関連の特装車両を手掛け、映画にも出演しているという凄いお方です。

オノエンスターの車内の様子

オノエンスターの車内も見せていただきました。

乗降口付近に温冷対応のウォーターサーバーがビルトインされているのがユニークだと思いました。

車内には、座り心地のよい革張りシートが装備されていました。レッドカーペットに革張りシートがズラリと並ぶ姿はなかなか壮観です

座席の配置は2+1スタイルで、客席数は22席ありました。

 

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照明&スピーカー&エアコン吹き出し口

シート生地の処理(前席のシートバックの生地の下側が長くて靴に引っかかる)など、細部に若干の気になる点はありましたが、概ね好印象を持ちました

これは恐らくグリップでしょうかね

 

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オノエンスターのコックピットまわり

コックピットまわりも見てみましょう。

モニターやオーディオ装置のほか、様々な役割のシーソースイッチがずらりと並んでます

6速MTを装備していますが、アリソンATの設定もあるそうです

スイッチ類がイロイロと並んでます

乗降口の様子。ステップの奥にシフトレバーが見えます

機会があれば、ぜひ走行中の写真や動画も撮ってみたいです。

 

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