2017バステクフォーラム(3)三菱ふそう新型エアロクィーン

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三菱ふそうトラック・バス社は2017年5月15日、スーパーハイデッカーバス「エアロクィーン」のフルモデルチェンジを発表しました。ハイデッカータイプの「エアロエース」と同じタイミングでの全面改良となります。

5月26日に大阪の舞洲スポーツアイランドでおこなわれた「2017バステクフォーラム」に新型エアロクィーンが出展されましたので、実物の写真と動画を撮ってきました。ざっくりとご紹介します。

迫力ある外観はまさにバス界の女王

エアロクィーンは、スーパーハイデッカーバスとして、グラマラスなボディならではの群を抜く包容力を持つ、まさにバス界の女王とも言える外観をまとっています。

ド迫力の後ろ姿

とにかくデカいです

DRIVEN BY SHIFTPILOTのロゴが誇らしげです

 

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スーパーハイデッカーならではの優れた眺望とゆとりの室内空間

スーパーハイデッカーバスならではの車高の高さを生かし、エアロクィーンは抜群の眺望とゆとりある室内空間を乗客に提供します。

明るいイエロー(山吹色に近い感じです)のシートバックが印象的

座面の藍色と背面の黄色のツートンがおしゃれです

 

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照明とエアコン送風口とスピーカーを一体化

 

7.7リッターのダウンサイジングエンジンを搭載

新型エアロクィーンのディーゼルエンジンには、従来型(6R10型、12.8リッター)よりも40%ものダウンサイジングを図った「6S10(T2)型、7.7リッター」を搭載しています。このエンジンは、三菱ふそうがダイムラーグループに属しているシナジーを生かし、メルセデス・べンツの技術を導入したものです。

2ステージターボを採用し、径の異なる大小のターボが役割分担することで、優れたレスポンスと過給性能を両立しているのが特徴で、最高出力は381PSです。大人数を乗せ、大容量の荷物を積んで走行することが求められるバス運行に際しても、パワフルで扱いやすいエンジンに仕上がっているとのことです。

 

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また、クリーンディーゼルの本場・ヨーロッパで鍛え上げた技術だけあり、優れた燃費性能や高度な有害排ガス低減技術が実装されているのも特徴です。これにより、エコカー減税制度における免税対象車となっています。

エアロエースに搭載されている同型エンジンの動画もご覧ください

衝突被害軽減ブレーキABA3を採用

新型エアロクィーンには、衝突被害軽減ブレーキ「ABA3」が搭載されています。ABAとはActive Brake Assistの略称で、従来の「AMB2.0」(Active Mitigation Brakeの略称)よりも性能をアップしています。

「2017バステクフォーラム」において、新型エアロクィーンのABA3作動実演が披露されました。一般の来場者ら約40人を乗せた状態で、自動車の形をしたバルーンに40km/hで走っていきます。運転手はブレーキ操作を一切おこなわない状態で、自動的に警報装置が作動するとともに、回避行動を取らない場合に2段階の急制動が掛かって、衝突を回避する様子は見事です。

前方の障害物を検知すると、ドライバーに衝突の危険が迫っていることを警報音で知らせるだけでなく、それと同時にメーターパネルの中央にコーションマークが点灯しているのがよく分かります。

衝突被害軽減ブレーキABA3の実演動画をぜひご覧ください

機械式8速AT「SHIFTPILOT」採用によるイージーなドライビング

新型エアロクィーンは、8速機械式AT「SHIFTPILOT」を採用しています。乗用車のコラムATと同等の位置に設置されているマルチファンクションレバーを使って、シフトコントロールや排気ブレーキなどの操作が容易に可能です。このファンクションレバーと、乗用車同様の2ペダル操作によって、メーカー担当者が「イージードライブを実現」と胸を張るほどの、イージーな運転操作を実現しています。ただし、イージードライブとは言っても、実際の乗務には大型二種免許が要りますし、スーパーハイデッカーバスの巨体を操るためには独特の車幅感覚も必要ですので、私にはとてもイージーとは思えませんが…。大型バスの運転を業としている方々は本当に凄いと思います。

コラムポスト左側から顔を出しているのがマルチファンクションレバー(この写真はエアロエースのものを流用しました)

マルチファンクションレバーの操作説明動画もご覧ください(これもエアロエースでの動画です)

自動停止+発進機能や注意力低下警報などのサポート機能も充実

お客さんを乗せて大型バスを長距離・長時間走らせる苦労は、運転手さんでなければ分からない領域だと思います。疲労がたまって睡魔が襲ってきたとしても、仮眠をとるわけにもいかないわけで、いかにして運転による疲れを減らすか、あるいは注意力低下を検知して注意を促すかといった安全面でのサポートの重要性がますます増してきています。

そういった点に関して、新型エアロクィーンでは、ドライバーの目の動き(瞬きや脇見運転)を検知できる顔認識装置や、道路の白線を検知することで運転のふらつき具合を判断し、運転手の注意力が低下している可能性がある場合に警報を発する装置「アクティブ・アテンション・アシスト」を搭載しています。そのためのカメラが、メーターバイザーとフロントウィンドー部分に設置されています。

 

 

 

加えて、渋滞路などで役立つ自動停止と自動発進機能や車間距離を保持する機能を盛り込んだ「プロキシミティー・コントロール・アシスト」を搭載しています。これらの装備によって運転手の疲れを減らし労務環境の改善を図るとともに、結果として、乗客の安全に資することが可能となります。素晴らしいですね。

ぜひ、実際に高速バス路線等での運用で新型エアロクィーンに乗車して旅をしてみたいです。さぞかし快適だろうと思います。

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