2017バステクフォーラム(1)三菱ふそう新型エアロエース

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2017年5月26日(金)、大阪の舞洲スポーツアイランドの風そよぐ丘エリア「空の広場」にて開催された「2017バステクフォーラム」に行ってきました。バスの最新技術を体感できるイベントとして知る人ぞ知る存在で、今年で8回目です。

開催場所の空の広場は、ドラッグレースなども開かれる場所ですので、スペースがとにかく広大です。それを最大限に生かした迫力ある展示が特徴で、バス車両の静態展示や関連製品等のブース展示だけでなく、同乗体験あるいは事前申込制の試乗体験といった動態展示に力を入れているイベントです。

 

 

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フルモデルチェンジしたばかりのエアロエースを展示

三菱ふそうトラック・バス社のハイデッカーバス「エアロエース」は2017年5月15日にフルモデルチェンジしました。前回2007年のフルモデルチェンジから約10年ぶりの全面改良です。今回のバステクにさっそく出展されていました。

圧倒的なダウンサイジング化を図った6S10エンジン

三菱ふそうはダイムラーグループの一員であるシナジーを生かし、新型エアロエースのパワーユニットにはクリーンディーゼル技術の本場、メルセデス・ベンツの技術を投入しています。排気量比で従来のエンジン「6R10」(12.8リッター)から約40%という圧倒的なダウンサイジング化を達成した7.7リッターの直列6気筒ディーゼルエンジン「6S10」を搭載。小径ターボと大径ターボを組み合わせる「2ステージターボ」の採用により、レスポンスの良さと高過給性を両立しています。

なお、6S10には最高出力260kW(354PS)/2200rpmの「6S10(T1)」と、最高出力280kW(381PS)の「6S10(T2)」とがありますが、新型エアロエースにはハイパワーのT2タイプを搭載しています。最大トルクは1400N・m(142kgf・m)/1200~1600rpmです。大幅なダウンサイジング化によって、エンジン本体の重量が従来比540Kgもの軽量化をも実現しています。

ディーゼル微粒子除去装置(DPF)と選択式還元触媒(SCR)を組み合わせた高NOx浄化率処理装置や、アイドリングストップ&スタートシステム(ISS)の搭載などで環境性能や省燃費性能を高めています。これにより、平成27年度燃費基準+15%達成車および平成21年排出ガス基準10%低減車の認定を受けています。しかも、新型エアロエースの全車がエコカー減税制度における免税の対象となっています。

 

エンジンカバーをフルオープン

コンパクトなエンジン…とは言うものの、やっぱりデカくて迫力満点!

排ガスのニオイが全く無いことにオドロキました!

アイドリングの様子を撮影した動画をアップしました。滑らかな作動をご覧ください

 

機械式8速AT「SHIFTPILOT」搭載によるイージードライブ

パワフルなダウンサイジングエンジンに組み合わせるトランスミッションには「SHIFTPILOT」を採用。一般的なコラムシフトレバーと同様の位置に設けられたマルチファンクションレバースイッチ及び、乗用車などと同様の配置の2ペダル(アクセル・ブレーキ)によって、機械式8速ATをイージーに操ることができます。しかも、車庫入れなど微速度での運転に便利なクリープ現象も付加されています。「たられば」を言うのはいささか不謹慎ですが、このATと操作体系があれば、軽井沢バス事故は起きなかったのかもしれないなと思いました。

 

写真がイマイチでちょっと分かりにくいかも…

このマルチファンクションレバーは、機械式8速ATのシフト操作のみならず、排気ブレーキや圧縮開放ブレーキ(ジェイクブレーキ・旧名パワータード)、リターダーブレーキの操作もこれ1本でおこなえるとのことです。

 

 

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衝突被害軽減ブレーキシステム「ABA3」を搭載

衝突事故による被害を軽減するための自動ブレーキシステムを搭載しています。従来は「AMB2.0」(Active Mitigation Brake 2.0)を搭載していましたが、新型エアロエースでは更に高性能化を図った「ABA3」(Active Brake Assist 3」にグレードアップしています。このABA3は、2019年11月から搭載が義務化される衝突被害軽減ブレーキシステム第2段階規制(AEBSフェーズ2)を既に満たしています。

これはエアロエースの映像ではありませんが、新型エアロクィーンのABA3作動実演がおこなわれましたので、併せてご覧ください。


注意力低下警報や自動ストップ&ゴーなど運転補助システムが充実

新型エアロエースには、運転士の注意力低下を警報する装置「アクティブ・アテンション・アシスト」が設置されています。これは、メータクラスター上部に設置されたインカメラによって、運転士の目の瞬きや脇見の状態を感知できる顔認識技術や、フロントウィンドウ前面に設置されたアウトカメラとコンピューター演算による白線認識技術などによって実現しています。加えて、自動ストップ&ゴー機能や車間距離を一定に保つ機能を実現した新型オートクルーズ機構「プロキシミティー・コントロール・アシスト」を採用しています。ドライバーの運転時の肉体的疲労や心労を極力減らし、安全運転をサポートしてくれるシステムは、実に心強い存在だなと感じます。

 

フロントウィンドウ前面に設置されたアウトカメラ

メーターバイザー上部に埋め込まれたカメラでドライバーの目の瞬きや脇見を検知

大容量3スパンのトランクスペースを確保

エアロエースは、ルーフ直冷タイプのエアコンを搭載しています。これにより、床下スペースにゆとりがあるため、3スパンの広いトランクスペースを実現しています。

 

 

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安全快適なバス旅を実現する客室空間

車内も見学させていただきました。乗客の安全性や快適性に配慮した、とても好感の持てる内容となっていました。

乗降口のステップは螺旋階段の一部のような4段式で、ひとつひとつの段差を小さくし、なおかつ連続した手すりを設置することで、お年寄りや体の不自由な人の乗り降りのしやすさに配慮しています。

 

車内でWi-Fiが利用できるよう無線ルーターが運転席の上部後方に設置されています

乗降口は階段状になっていますが、客室スペースそのものは完全にフラットです

車内の最後端にはお手洗いが設置されていました(オプション装備とのことです)

 

ゆったりと配置されたシート

全席3点式シートベルト装備が素晴らしいです!!

窓側の席にはACコンセントが設置されています

座席のACコンセントについて訊ねてみたところ、今回はデモカーの手配の関係で窓側席設置のみのタイプとなったものの、全席ACコンセントのバージョンもあるとのことでした

 

 

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車内照明も見ていきましょう

この中にスピーカーが仕込まれているようです(この記事の最後の動画で音質をお確かめください)

 

荷物棚や照明等の位置が若干低いので気をつけないと頭を打ちます。

私はドジなので何度もぶつけました

 

 

 

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電動フリップダウン式モニターの動作ムービー

新型エアロエースの天井には、2か所(車内最前部および車内中央部)に電動フリップダウン式モニターが埋め込まれています。スムーズに開閉し、クリアな画質で見易いです。しかも、オーディオの音質がなかなか高音質だなと感心しました。動画をアップしてますので、是非ご視聴ください。

モニターは電動でフリップダウンします

映像はクリアで見易いです

オーディオもなかなか高音質で迫力があると感じました

フリップダウンさせた時の位置はこんな感じですが運転中は通路を歩かないので問題なしです

 

関連記事:新型エアロクィーンの記事もご覧ください

2017バステクフォーラム(3)三菱ふそう新型エアロクィーン

 

 

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