トラブルの元!?本来の意味と異なる解釈をされる恐れのある言葉

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私たちの日常生活や仕事において、元々の意味とは異なる使われ方や解釈をされるようになった言葉がいろいろあります。それを何点か挙げてみたいと思います。

適当(てきとう)

元々の意味と違う使われ方や解釈をされる言葉の代表格が「適当」という言葉ではないでしょうか。

元々は、「適切に事に当たる」、言い換えれば、状況に応じて的確に物事に対処していくという意味です。つまり、極めてしっかりとした堅実な意味を持つ言葉です。

ところが現実には、その真逆の意味、「いい加減」「大雑把」の意味を込めて適当という言葉がよく使われますよね。また、漢字で「適当」と書くだけでなく、カタカナで「テキトー」「テキトウ」などと書かれることもあります。

この言葉の難しいところは、元々の意味である「適切に事に当たる」という意味の用法が完全に淘汰されたわけではなく、現在も使われている点にあります。例えば、会社や役所などの文書で、「適当なタイミングで実施します」といった具合に書かれているのを目にします。この場合、「適切なタイミング」という意味で書いているはずなのですが、読み手によっては、「適当とはどういうことだ!」と感じる場合も起こり得ます。

殿(との・どの)

郵便や書類の宛名として、「~様」「~御中」のみならず「~殿」もよく用いられます。基本的に丁寧な物言いの言葉であることに違いはないのですが、目下の人が目上の人に「~殿」という宛名を用いると、失礼な印象を与える恐れがあります。

かといって、会社の社内マニュアル等に備え付けられている書類の定型フォーマットでは、「代表取締役~殿」という宛名が用いられていたりもしますので、基準が曖昧ではあります。私自身は、定型フォーマットにあらかじめ書かれている場合をのぞき、目上の人には念のため「~様」を用いるようにしています。

時代劇などでは、家来が家臣に「殿(との)」と言ったり、庶民が城主を「殿様」と言ったりする場面を見慣れていますので、失礼な印象になるというのは解せない気もします。

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貴殿(きでん)

上記の「殿」の頭に、さらに「貴」という格調高い言葉をくっつけたのが「貴殿」です。非常に高級な言葉に属するはずだと思うのですが、これを日常生活やビジネスの場で用いると、相手に不快感を与える場合があります。

例えば警告書などに「~貴殿は」などという言葉が書かれているため、貴殿という言葉に対して威圧的な印象が付随してしまっているのかもしれません。

貴様(きさま)

これも、「~様」の頭に「貴」という格調高い言葉をくっつけており、これ以上ないほどの丁寧な言葉のはずなのですが、これは喧嘩の際などに用いる挑発的な言葉となっています。もともと大昔は公家などが用いる丁寧な言葉だったようです。

ご苦労様です

これは解釈が分かれるかもしれません。「ご苦労様」あるいは「ご苦労様です」という言葉は、目上の人が目下の人に対して労をねぎらうために使う言葉という印象を私は持っています。ですので、目上の人に対してご苦労様ですとは使わないようにしていますし、目上の人に対しては「お疲れ様です」というようにしています。

ただ、これは人によっては逆だという人もいるようでして、目上の人にご苦労様と言い、目下の人に対して「お疲れ様です」というケースもあるようです。

「お疲れ様」も「ご苦労様」も、いずれも相手の労をねぎらうという意味では、相手をおもんばかる優しい意味を含んだ言葉ですので、どちらの言葉を言ったからという理由でトラブルになるのは本末転倒な気もします。

本当ですか

これは、本来の意味とは異なる解釈が並行して使われ慣用化している言葉として、逆に本来の意味としてとらえられてしまう場合があるという例です。日常会話の中で、相槌の言葉として「本当ですか」「ほんとですか」「ホンマですか」という言葉が用いられる場合があります。

私が以前勤めていた会社で、取引先の従業員と会話している時に「ほんとですか」と私が言ったところ、これを聞いた相手が「本当ですかってどういうことだ。俺を疑ってるのか?」と怒り出したことがありました。これと似たものとして、「そうですか」という言葉も、時として相手に不快感を与える可能性がある言葉だと思います。

以上、いくつかご紹介しましたが、実に日本語は奥が深いですね。

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