ZARDの坂井泉水さんの訃報で病院に行くと現職大臣も搬送され驚愕

スポンサーリンク


ZARDの坂井泉水さんがこの世を去ったのが2007年5月27日。あれから、まもなく10年になります。

これを機に、というのはいささか不謹慎な物言いかもしれないですが、10年前に私が経験したある出来事を綴ってみようと思います。

坂井泉水さんが亡くなったことを知る

2007年5月28日。私は当時勤務していた企業の会議で、東京に出張していました。会議の休憩の時に見た携帯電話のニュースで、坂井泉水さんが亡くなったことを知りました。入院していた病院で高所から転落したことによるもので、40年の短い生涯でした。会議に出席していた同僚らに坂井泉水さんが亡くなったという一報を話すと、一様に驚いていました。ショックで会議に身が入らなくなったのを覚えています。

会議は午後3時ぐらいに終わったと思います。居てもたってもいられず、どこで亡くなったのかを調べてみると、慶応大学病院(慶応義塾大学病院)だと分かりました。会議場所は水道橋だったので、会議終了後に駅周辺に花屋さんを見つけ、花を買って病院のある信濃町へと向かいました。今から思うと常識のない行動だったとも思います。

坂井さんとは別の人物の死も知る

実は、坂井泉水さんの死を知った後に、別のお方の急逝をニュースで知りました。松岡利勝農林水産大臣です。松岡大臣は、事務所費や光熱費、水道代などの不透明な経理が問題となり、いわゆる「ナントカ還元水」発言も飛び出すなど、窮地に追いやられました。

そして5月28日、議員宿舎で自ら命を絶ちました。当時、心肺停止状態で病院に搬送され死亡が確認されたという報道だったと記憶しています。現職閣僚の自殺は日本の憲政史上例の無いことであり、非常にショッキングな出来事でした。

居てもたってもいられず病院に花を手向けに行った

水道橋からJR中央・総武線に乗って信濃町へ向かいました。慶応大学病院は駅からすぐでした。花束を持って、病院に入っていきました。今から思うと、軽率な行動だったと思います。知人や親族が入院しているわけではなく、ひとりのファンにすぎない私が、病院を訪ねて花を手向けようとしているわけですから。

報道では、坂井泉水さんが転落されたのは、確かスロープあるいは外階段と言っていたと思います。本来ならば、すぐに病院の受付とか事務所に立ち寄って、転落された場所を聞いて、花を手向けても構わないか確認すべきだったと思います。ただ、私はその点に気が回らず、すでに花が供えられているだろうと考え、そこに花を手向けて手を合わせて帰ろうと思っていました。ですので、病院の敷地内を漠然と探している感じでした。ただ、花が供えられている様子はありませんでした。

スポンサーリンク

松岡大臣が搬送されたのは坂井泉水さんが亡くなった病院だった

そうこうしているうちに、敷地の外の道路、病院の入り口(駅のある側)の反対側の門(通用門?)だったと思いますが、報道関係者らしき姿が見えました。やっぱり坂井泉水さんが亡くなったことは、大きなニュースなんだなと思って眺めていると、数名の記者やテレビカメラがこちらに近づいてきました。

「ZARDの坂井泉水さんですか、松岡大臣ですか?(=どちらのかたを見舞いに来たのかという意味ですね)」「どういうご関係の方ですか?」「詳しく話を聴かせてもらえませんか?」といった内容のことを次々に聞かれました。最初は「松岡大臣ですか?」の意味が呑み込めなかったのですが、松岡大臣が慶応大学病院に救急搬送されたことを報道の人から聞き、驚きました。松岡大臣のニュースはすでに知っていましたが、坂井泉水さんが入院中に転落したのと同じ慶応大学病院に運ばれたことは、その時点まで露知らずで、本当に驚愕しました。

報道陣からの無数のシャッターに花束で顔を隠す

驚きつつも若干ですが坂井泉水さんの逝去に対する心境をお話しし、それが終わって門のあたりを歩いていると、道路の反対側に、おびただしい数の報道陣の姿が見えました。50人とか100人とか(いや、もっといたかもしれません)、そういうレベルでした。入院闘病中の坂井泉水さんが転落し亡くなったという非常にショッキングな出来事に加え、ほぼ時を同じくして現職大臣の自殺という、絶句するような悲しい出来事が重なったわけですから。そして、私に向けてカシャカシャと音を立てて無数のシャッターが情け容赦なく切られ、とっさに花束で顔を隠して逃げるように歩いたのを覚えています。

結局、病院の受付に向かい、坂井泉水さんを悼んで花を手向けたいと話してみると、快く応対してくださり、スロープ(階段だったかも?)の場所を教えてくださりました(最初からそうしておくべきでした)。行ってみると、花束が1つ供えられていました。転落場所はどこだろうと歩いて回ったときには、多分無かったと思います(私の見落としなら申し訳ありません)。心の底からホッとしました。こんなに悲しい気持ちになって、居てもたってもいられなくなって、病院にすぐに駆けつけたのに、誰からも花が供えられていなければ悲しいですから。

そして、六本木のビーイング(坂井泉水さんの所属会社)に確かその日(5/28)の夕刻(日は定かではありません。日帰り出張だったか複数日にまたがる出張だったかは覚えていませんし、後日だったかもしれませんが、あてもなく六本木に向かった記憶がありますので、おそらく5/28だったように思います)に訪ねてみると、麻布十番のほう(鳥居坂)で弔問受付をおこなうとのことで、指定された場所に向かってみると、すでに大勢の人々が訪れ、悲しみに包まれていました。

スポンサーリンク

坂井泉水さんと松岡大臣の逝去についていま思うこと

ZARDの坂井泉水さんの逝去と、松岡大臣の逝去。この悲しい出来事から、もうすぐ10年になるわけですが、坂井泉水さんの澄んだ歌声や美しい旋律のメロディーは、今でもカーステレオや音楽プレーヤーで、あの当時と変わらずに、あくまで「現役」のままです。

私は坂井泉水さんが現役だった当時、CDを買う、あるいはレンタル屋さんで借りてカセットテープにダビング(ダビングって今時の若者には通じない言葉でしょうね)して、よく聴いていました。

ZARDはもともとテレビやリアルへの登場が極端に少なかったですし、ライブも特別な船上ライブを除き皆無という状況でした。そのため、坂井泉水さんはどことなく神秘的な感じを醸し出す人という印象がありました。ですので、「この世に居なくなった」という実感よりも、素晴らしい歌声やメロディーによって、むしろ、これから先もずっと「現役」のまま輝き続けていくと感じています。

一方、松岡大臣の死についても言及したいと思います。松岡大臣は自殺を遂げられたわけですが、自殺というのは、読んで字のごとく、自分で自分の命を絶つ行為であり、自分自身へのこれ以上ない「最大級の処分行為」なわけです。よく、自殺した人に対して「ずるい」「卑怯」といった意見を述べる人がいますが、私はそうは思いません。

むしろ、たとえ違法行為をおこなって検挙され裁判に掛けられたとしても、殺人でもない限り、死刑に処せられることはまずありません。たいていは数年~10数年の懲役か禁錮、あるいは無期懲役の判決が出て、模範囚であれば刑期の短縮がなされる場合もあるようです。場合によっては、実刑判決ではなく執行猶予が付くこともあります。つまり、それらよりもはるかに重い「自殺」という手段で、自らの身を自らの方法で「死刑」に処してしまった人に対して、「ずるい」「卑怯」という言葉を投げかけるのは、どうなのかと思います。

もちろん、一般論として、その人に関連する問題点の真相が、当事者の死によって解明できなくなる場合があるといった問題点はありますが、その人物の死後にまで人間性を否定してはいけないと思います。

不透明会計を冒してしまっても自殺する必要など無い

松岡大臣の自殺の件を回想しつつ思うことがあります。それは、いまの政治家の神経の図太さというか、ふてぶてしさ、厚かましさです。自身に関する疑惑によって思い悩み自殺を遂げる大臣がいる一方で、不正が濃厚なのに、立件すらされずに議員にとどまっている国会議員がいるという事実。中にはパソコンのハードディスクにドリルで穴を開けて処分したというケースもありましたね。

そういった、ある意味で情けない現状を知るにつけ、松岡大臣は自殺する必要など全くなかったと確信せざるを得ません。たとえ不透明な会計を冒してしまっても自殺する必要など全くなく、真相を語って相応の処分を受け、また政治家人生をやり直してほしかったなと思います。「たられば」を言っても仕方がないですが…。

そして、現役の政治家に対しては、松岡大臣が取った自殺という「最大級の処分行為」は絶対に真似してもらいたくないですが、「自身のしたことや自身の置かれた状況を重く受け止めるという態度」は、大いに見習ってもらいたいと願う次第です。

坂井泉水さんの命日である5月27日に東京と大阪に献花台が設置

坂井泉水さんの命日となる5月27日には、ビーイングの東京および大阪の拠点に献花台が置かれます。

献花台設置日時

2017年5月27日(土)12:00~19:00(東京・大阪とも同じです)

献花台設置場所

東京:Being鳥居坂ビル(東京都港区六本木5丁目14-35)

東京都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7番出口徒歩5分
東京メトロ南北線「麻布十番駅」4番出口徒歩8分
東京メトロ日比谷線「六本木駅」3番出口徒歩9分

出典:Google Map(クリックすると拡大できます)

大阪:Being大阪支社(大阪府大阪市西区北堀江1-3-17)

大阪市営地下鉄四つ橋線「四つ橋駅」6番出口徒歩1分

出典:Google Map

坂井泉水さんと松岡利勝さんのご冥福をあらためてお祈りいたします。

取りとめのない拙文をお読みいただき、ありがとうございました。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク