[駅探訪]日本に4つだけの恋の駅・ピンクの「恋山形」(智頭急行)  

スポンサーリンク


今回ご紹介する駅は、智頭急行の「恋山形駅」です。日本で「恋」という漢字が入っている「恋の駅」は4つあります。

東日本には「母恋」(JR北海道)、「恋し浜」(三陸鉄道)、「恋ヶ窪」(西武鉄道)の3駅がありますので、西日本では恋山形駅が唯一の「恋の駅」ということになります。

恋山形駅は、駅全体がピンク色という、文字通り異色の駅です。もちろん、最初からピンク色だったわけではなく、2013年6月から冒頭に挙げた恋のつく4駅からなる「恋駅プロジェクト」の一環として、ピンク色への塗り替えをはじめとする大胆にリニューアル。以来、「恋がかなう駅」というキャッチコピーを掲げています。また、恋愛成就のご利益に期待する願掛けの場として、いわゆる「パワースポット」としても注目を集めています。

★掲載した各画像はクリックすると拡大できます

恋山形駅はどの鉄道路線にある?

第三セクターの智頭急行にある駅です

スポンサーリンク

智頭急行は、山陰と山陽をスピーディに繋ぐ連絡鉄道路線として重要な役割を担っていまして、智頭急行の看板列車として鳥取・倉吉と京都を結ぶHOT7000系の「特急スーパーはくと」や、鳥取と岡山を結ぶキハ187系の「特急スーパーいなば」が、ハイスピードでビュンビュン飛ばして走っています。

かつては、キハ181系の「特急いなば」が走っていたこともあります。また、特急だけでなく、普通列車(HOT3500形)もしっかりと運行されており、地元の方々の大切な足となっています。

出典:Google Map

智頭急行HOT7000系「スーパーはくと」

ちなみに、少々余談になりますが、智頭急行が車輛形式として付与しているHOT(エイチオーティー)とは、智頭急行が走る兵庫(H)・岡山(O)・鳥取(T)の略なんですよ。また、「HOT7000」は1輛につきエンジン出力が700馬力(350馬力エンジン×2台)、HOT3500は350馬力(350馬力エンジン×1台)となっていることが由来です。

智頭急行HOT3500形

実際、智頭急行は第三セクターとして、兵庫県・岡山県・鳥取県をはじめ、沿線の市町村や金融機関、民間企業等が株主となって運営している、地元に根差した公共交通です。また、これまた余談ですが、智頭急行は第三セクターの鉄道路線としては珍しい黒字経営で、平成9年度(1998年度)から黒字が続いています。平成27年度(第30期)の営業収益は27億7742万円、当期利益は2億8231万円を計上しています。

スポンサーリンク

恋山形駅の場所はどこ?

恋山形駅があるのは、鳥取県八頭郡智頭町大内です。鳥取県と岡山県と兵庫県の県境から、やや鳥取県に入ったあたりです

出典:Google Map

恋山形駅は無人駅です。駅構内の線路配置は対抗式2面2線で、上下線ホームの行き来には、駅構内の踏切を渡ります。駅前には商店等はありません。トイレの設備や自動販売機もありませんので、他の駅等で用を済ませてくる必要があります。

前置きはこれぐらいにして、さっそく恋山形駅を写真でレポートしていきます。<撮影2017年4月10日>

恋山形駅の外の様子

巨大なハートマークと「恋がかなう駅」

広めの駅前広場

擁壁に巨大なハートマーク&ハートを射止める矢が設置してある

駅外でのツーショット撮影が簡単にできるスタンドも設置

スポンサーリンク

駅の外には「恋ポスト」が設置されています

「恋ポスト」に投函した郵便物は智頭町内の山形郵便局に集められる

「恋ポスト」に投函したレターの回収は毎週月曜日

駅の外の掲示板には時刻表や観光案内等を掲示

下り線(智頭・鳥取方面)ホームの様子

「恋がかなう鐘」とハート形の絵馬

(プライバシー保護のため解像度を落としています)

「鉄道むすめ・宮本えりお」さんが描かれてます

スポンサーリンク

ハートマークをかたどった駅名表示板

上り線側から見た下り線ホームの待合スペース

恋山形駅周辺の名所案内

上り線(佐用・上郡方面)ホームの様子

待合スペースの駅名表示

恋えきプロジェクト「日本に4つの恋の駅」

タマノカンザシにちなんだ恋文募集の入選作品を掲示

恋山形駅を2倍楽しむ方法

スポンサーリンク

上り線ホームから智頭・鳥取方面を望む

駅名表示板もハート型・白地に淡いピンクのグラデーション

上り線ホームから佐用・上郡方面を望む

下り線ホームから見た上り線ホーム

上り線にも「鉄道むすめ・宮本えりお」さんが描かれてます

特急列車が轟音をとどろかせて高速通過

智頭急行線内は、「特急スーパーはくと」と「特急スーパーいなば」が、制御付自然振り子装置を駆使して車体をカーブの内側に傾けながら、曲線を高速で通過していきます。恋山形駅は曲線区間にありますが、大出力ディーゼルエンジンの轟音とともにハイスピードで駆け抜けていきます。実際に現場で体験すると、ものすごく迫力があります。

 

スポンサーリンク

普通列車でのんびりと旅を楽しむのも良し

普通列車でのんびりと旅を楽しむのも良いですね。

智頭方面を望む

智頭方面から上郡行の普通列車がまもなく到着

反対列車行き違いのため数分間停車

上郡方面から智頭行の普通列車が到着

智頭行普通列車に乗って恋山形駅をあとにしました

スポンサーリンク

恋山形駅を訪れてみた感想

実際に訪れてみた感想は、「聞きしに勝るピンクだった」というのが率直な印象です。写真で見るよりも、やはり現物はすごいです。一部ではなく設備のそこかしこがピンク色に塗られているわけです。しかも、「ほのかに淡いピンク」「桜の花びらのようなピンク」ではなく、いわゆる「ショッキングピンク」に近い、「鮮やかで濃いピンク」なんですよね。例えるならば、トヨタ・クラウンアスリートの特別仕様車(ReBORN PINK)で話題になった「モモタロウ」と呼ばれるピンク色よりも少し濃い感じがしました。これは、鮮やかな色づかいによって、恋愛成就にご利益のある情熱的な恋の駅として強くアピールする狙いがあるのだろうなと感じました。

実を言いますと、この解説レビュー記事を投稿する際に、タイトルをどうするかかなり悩みました。当初は「駅全体がまるでラブホのような色づかい」など、やや過激な文言を考えていたのですが、さすがにタイトルにまるでラブホなどと書くのは失礼だと思い「忖度」しました。でも、実際に現地で駅の設備を見てみると、やけにピンク色が目に眩しく、しかも何やら妖しげなんですよね。新宿歌舞伎町や大阪ミナミの宗右衛門町界隈にも、似たような色づかいのムフフなお店が多いような気がするんですが(もちろん通り過ぎるだけですよ、私は)。

智頭線1日フリーきっぷが超お得

もし、この記事をご覧になって、「恋山形駅に行ってみよう」と思ってくださった人がいらっしゃれば、ぜひおすすめしたい切符があります。「智頭線1日フリーきっぷ」です。今回、私はこのきっぷを使って行きました。

例えば、智頭急行の起点である上郡駅(JR山陽本線乗換駅)から恋山形駅までは片道1170円(大人)です。また、智頭急行の端から端(上郡~智頭)まで行く場合、片道1300円、往復だと2600円掛かります。ところが、この1日フリーきっぷは、わずか1200円(小児半額)で、普通列車に何度でも乗り降りできます。これは超お得だと思います。また、別途自由席特急券を購入することで、特急列車にも乗車できます。

この1日フリーきっぷは、「土・日・祝」および「7/1~9/30・12/10~1/10・3/1~4/10は毎日」利用可能となっています。ですので、休日はもとより、青春18きっぷを使って遠方から訪ねてみるのにも好適だと思います。駅係員のいる上郡駅・大原駅・智頭駅・佐用駅、もしくは普通列車の車内で運転士さんから購入することができます。また、沿線にある施設の割引サービスも設定されています。

できるだけ鉄道に乗って訪れてみましょう

マイカーで訪れるのも大いにけっこうだと思いますが、できれば地方公共交通を応援する意味で、「智頭急行の普通列車に乗って」恋山形駅に訪れることをおすすめしたいです。

 

2017年4月末~5月後半に開かれるイベントの記事もお読みください

恋プロジェクト開催!鳥取の智頭・若桜で「ピンク」鮮やかなイベント

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク